「成人式の費用って、全部でいくらかかるの?」——お子さんの成人が近づくと、多くのご家庭でまず気になるのがこの疑問です。成人式の費用は、女性なら総額20万〜40万円前後、男性なら5万〜20万円前後が目安とされ、振袖や袴のレンタル・購入だけでなく、前撮り撮影、当日のヘアメイクや着付け、写真代など、いくつもの出費が重なります。しかも支払いのタイミングは成人式当日ではなく、1年〜2年前から少しずつ発生することも珍しくありません。だからこそ、成人式費用は毎月の生活費とは分けて考える「特別費」として、早めに全体像をつかんで準備しておくことが、家計を守る一番のコツです。この記事では、女性・男性それぞれの費用の内訳と相場、見落としがちな出費、賢く抑える方法、そして毎月いくら積み立てればいいかまで、家計目線でわかりやすく整理していきます。
そもそも特別費とは何か、どんな項目が当てはまるのかは特別費とは?一覧と年間平均の目安【全項目リスト付き】でまとめて解説しています。
成人式の費用は総額いくら?まず全体像をつかもう
成人式にかかるお金は「振袖代(袴代)」だけではありません。衣装、前撮り、当日の着付け・ヘアメイク、記念写真、内祝いなど、複数の項目を合計して総額が決まります。まずはざっくりとした全体像を、目安金額と「発生しやすい時期」でつかんでおきましょう。成人式は毎年1月の第2月曜日(成人の日)に行われることが多いため、その前後だけでなく、1〜2年前から準備が始まる点が家計管理のポイントです。
下の表は、女性を中心とした一般的な費用項目の目安です。金額はあくまで目安であり、住んでいる地域、レンタルか購入か、撮影プランの内容によって大きく変わります。
| 費用項目 | 目安金額 | 発生しやすい時期 |
|---|---|---|
| 振袖レンタル一式(女性) | 約10万〜25万円 | 成人式の1〜2年前(下見・予約) |
| 振袖の購入(女性) | 約10万〜100万円超 | 成人式の1〜2年前 |
| 前撮り撮影 | 約3万〜7万円 | 成人式前年の春〜秋 |
| 当日の着付け・ヘアメイク | 約6,000〜3万円 | 成人式当日(1月) |
| 袴レンタル一式(男性) | 約5万円前後 | 成人式の半年〜1年前 |
| 内祝い(お祝い返し) | いただいた額の3〜5割が目安 | 成人式後(1〜2月) |
このように、成人式の出費は「一度にドンとかかる」というより、準備期間の1〜2年にわたって少しずつ積み重なるのが特徴です。全体像がわかれば、あとは逆算して毎月コツコツ準備するだけ。まずは我が家の場合の総額イメージを持っておきましょう。

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【女性編】成人式費用の内訳と相場
女性の成人式は、華やかな振袖が主役。その分、費用の中心も衣装まわりになります。一つずつ内訳を見ていきましょう。
振袖レンタルか購入か
もっとも大きな出費が振袖です。レンタルは帯・小物・草履バッグまで含んだ一式で約10万〜25万円が目安。人気の作家物やブランド柄になると20万円を超えることもあります。一方、購入する場合は約10万〜100万円超と幅が広く、仕立て・保管・クリーニングの費用も加わります。「一生に一度だから買う」という考え方もありますが、家計面ではレンタルのほうが総額を抑えやすいのが一般的です。母親の振袖を活用する「ママ振(ままふり)」なら、サイズ直しや小物の新調だけで済み、大きく節約できます。
前撮り・当日の着付け・ヘアメイク
前撮り撮影は約3万〜7万円が目安ですが、アルバムやデータの点数を増やすと20万円近くになるプランもあります。当日の着付け・ヘアメイクは約6,000〜3万円で、早朝料金や出張料金が加わるケースもあります。前撮りと当日のヘアメイクをセットにしたプランを選ぶと、個別に手配するより割安になることが多いので、見積もりの段階で「どこまで込みか」を必ず確認しましょう。
髪飾り・ネイル・その他の小物代
見落としやすいのが、髪飾り・ネイル・草履バッグなどの小物代です。レンタル一式に含まれることも多いですが、「髪飾りだけは好きなものを新調したい」「当日はネイルサロンでケアしたい」となると、追加で数千円〜1万円程度かかることもあります。金額としては大きくありませんが、こうした細かな希望を早めに伝えておくと、後から予算がふくらむのを防げます。お子さん本人の「こうしたい」という気持ちも大切にしながら、どこにお金をかけるかを家族で相談しておくと安心です。

【男性編】成人式費用の内訳と相場
男性の成人式は、袴(はかま)で参加するか、スーツで参加するかで費用が変わります。袴レンタル一式は約5万円前後、着付けやヘアセットを加えても総額5万〜10万円程度に収まることが多いです。スーツを新調して参加する場合は約3万〜5万円で、その後も就活やビジネスで使い回せるのがメリット。全体として、男性の成人式費用は5万〜20万円が目安となり、女性よりは抑えやすい傾向にあります。とはいえ、当日の写真撮影や友人との食事会(二次会)などをあわせると、じわじわと出費が増える点は同じです。
男性の場合、袴を着るなら着付けの予約が必要になります。当日は美容院や着付け会場が早朝から混み合うため、こちらも早めの予約が肝心です。スーツで参加する場合は、成人式のあとも入社式や冠婚葬祭で活躍するので、「成人式のためだけの出費」にならず家計的にはムダが少ないのが魅力。どちらを選ぶにしても、記念写真だけはスタジオで残しておきたいというご家庭が多く、撮影代(1万〜数万円)は見込んでおくとよいでしょう。お子さんの希望も聞きながら、袴かスーツかを早めに決めておくと、予算も立てやすくなります。
意外と見落としがちな“成人式まわり”の出費
衣装や撮影のほかにも、成人式の前後には細かな出費が発生します。事前に知っておくと「こんなにかかるとは思わなかった」を防げます。
たとえば、当日の会場までの交通費や、友人との食事会・二次会(1回あたり5,000〜1万円程度)、遠方から祖父母が来る場合の交通費や宿泊費。さらに、お祝いをいただいたら内祝い(お祝い返し)として、いただいた額の3〜5割を目安に用意するのがマナーとされています。振袖を購入した場合は、着用後のクリーニング代(約7,000〜1万5,000円)や保管費用も忘れずに。こうした「周辺費用」は一つひとつは小さくても、合計すると数万円になることも。特別費として最初からリストに入れておくと安心です。
また、意外と忘れがちなのが付き添う親自身の装いです。式典や記念撮影に同席するために、母親が訪問着や上品なフォーマルを用意すると、レンタルでも数万円かかることがあります。「主役はあくまで子ども」と割り切って手持ちの服で済ませるご家庭も多いので、ここは無理をしないのがおすすめ。家族写真をきれいに残したい場合だけ、レンタルを検討すればよいでしょう。出費の優先順位を家族で話し合っておくと、限られた予算をどこに集中させるかが見えてきます。
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成人式費用はいつ準備する?逆算スケジュールと「特別費」化のコツ
成人式費用でいちばん大切なのは「早めに準備を始めること」です。人気の振袖やスタジオは、成人式の1〜2年前には予約が埋まり始めます。しかも早期予約には「早割」などの割引特典が用意されていることが多く、早く動くほど費用を抑えやすいという嬉しい面もあります。
そこでおすすめなのが、成人式費用を毎月の生活費とは切り離し、「特別費」として年単位で見える化する方法です。特別費とは、毎月は発生しないけれど年に数回まとまって出ていく出費のこと。成人式はまさにその代表格です。特別費の考え方や年間の管理方法は、特別費とは何かをまとめた記事や年間の特別費スケジュールの記事もあわせて読むと、我が家の全体像がぐっとつかみやすくなります。

成人式費用を賢く抑える7つの方法
「できれば費用は抑えたい」——そんなご家庭のために、無理なく総額を下げるコツを7つにまとめました。
①早期予約・早割を使う:2年前など早い時期の予約で割引が適用される場合があります。②ネットレンタルも検討する:実店舗と比べて3〜5割ほど安く借りられるケースもあります。③セットプランを選ぶ:振袖・前撮り・当日ヘアメイクがまとまったプランは割安になりがちです。④ママ振を活用する:母親の振袖を使い、小物だけ今風に新調すれば衣装代を大きく節約できます。⑤前撮りのアルバムはデータ中心にする:豪華なアルバムを最小限にすれば撮影費を抑えられます。⑥男性はスーツで参加する:袴レンタルより安く、その後も使えます。⑦早めに積み立てておく:直前に慌てて高いプランに飛びつかないためにも、計画的な準備がいちばんの節約になります。
節約というと我慢のイメージがありますが、実際は「早く動く」「まとめて頼む」だけで下げられる部分がほとんど。家計に無理のない範囲で、お子さんの晴れの日を気持ちよく迎えたいですね。

成人式費用の積立シミュレーション(毎月いくら貯める?)
では、実際に毎月いくら積み立てれば準備できるのでしょうか。ここでは女性の総額の目安として30万円を目標に、準備期間ごとの毎月の積立額を計算してみます(いずれも目安です)。
準備期間が5年(60か月)なら毎月およそ5,000円、3年(36か月)なら毎月およそ8,300円、2年(24か月)なら毎月およそ1万2,500円。同じ30万円でも、早く始めるほど毎月の負担は軽くなります。お子さんが高校生になったあたりから少しずつ始めておくと、成人式の年に家計が苦しくなるのを防げます。積立の具体的な進め方は、特別費の積立方法をまとめた記事もぜひ参考にしてください。「そもそも我が家の特別費は年間いくら?」という方は、特別費の一覧記事で全体を洗い出すのがおすすめです。
まとめ:成人式費用は「特別費」で計画的に準備しよう
成人式の費用は、女性で総額20万〜40万円前後、男性で5万〜20万円前後が目安。振袖や袴だけでなく、前撮り・当日のヘアメイク・写真・内祝いなど、複数の出費が1〜2年かけて積み重なります。だからこそ、早めに全体像をつかみ、毎月コツコツ「特別費」として積み立てておくことが、家計にやさしく晴れの日を迎える一番の近道です。まずは我が家の目標額を決め、準備期間から逆算して毎月の積立額を計算してみましょう。
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※本記事は家計の計画・見える化を目的とした情報提供であり、金融商品の勧誘や投資助言ではありません。掲載の金額はすべて目安です。

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