お正月が近づくと気になるのが「おせち料理の費用」。通販のカタログを見ると1万円台から5万円を超えるものまで幅広く、「わが家の予算はいくらが正解?」と迷ってしまいますよね。結論から言うと、おせちの相場は人数と段数(ボリューム)で決まり、通販で買う家庭のボリュームゾーンは2〜3万円前後です。ただし一部だけ手作りしたり価格帯を絞ったりすれば、1万円台に抑えることも十分できます。この記事では、おせち料理の費用相場を人数別・段数別・ジャンル別にわかりやすく整理し、2026年の最新調査でわかった「みんなの予算」、手作りと通販の比較、そして年末に固まる出費を慌てず用意するための積立のコツまでまとめました。
そもそも特別費とは何か、どんな項目が当てはまるのかは特別費とは?一覧と年間平均の目安【全項目リスト付き】でまとめて解説しています。
おせち料理の費用相場はいくら?まずは全体像
おせち料理の費用は、大きく分けて「何人前か(人数・ボリューム)」と「どこで用意するか(通販・デパート・専門店・スーパー・手作り)」の2つで決まります。通販おせちの購入者を対象にした調査では、実際に選ばれている価格帯は次のように分布しています。金額はいずれも目安としてご覧ください。
| 価格帯 | 選んだ人の割合(通販購入者) | ボリュームの目安 |
|---|---|---|
| 1〜2万円 | 約31% | 2〜3人前・一段〜二段 |
| 2〜3万円 | 約41%(最多) | 3〜4人前・二段〜三段 |
| 3〜5万円 | 約22% | 4〜5人前以上・三段や豪華セット |
もっとも多いのは「2〜3万円」のゾーンで、通販購入者の約4割がこの価格帯を選んでいます。一方で、スーパーの単品を組み合わせたり一部を手作りしたりする家庭も多く、家計全体で見れば1万円台に収めている世帯も少なくありません。おせちに「必ずこの金額」という決まりはなく、家族の人数・好み・お正月の過ごし方によって適正額は変わります。だからこそ相場は「他の家庭がどのあたりで選んでいるか」の参考にとどめ、最終的にはわが家の予算で決めるのが正解です。「わが家はいくらが妥当か」を考えるには、まず人数と段数の目安を押さえるのが近道です。特別費という考え方そのものについては特別費とは?家計での意味と一覧もあわせてご覧ください。
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【人数別】おせち費用の目安(2〜3人前・3〜4人前・4〜5人前)

おせちの価格は人数(前数)とほぼ比例します。同じお店でも、1人前増えるごとに数千円ずつ上がっていくのが一般的です。まずは家族の人数から、狙う価格帯のあたりをつけましょう。
2〜3人前(夫婦・少人数)
もっとも需要が多いサイズで、通販なら1万〜2万円程度が中心。少人数向けの一段重や、二人でちょうど食べきれるコンパクトなセットが選びやすい価格帯です。品数を絞れば1万円を切る商品もあります。
3〜4人前(子育て世帯の定番)
二段〜三段重で2万〜3万円程度が目安。ファミリー向けのボリュームゾーンで、種類のバランスも良く「これ一つでお正月が整う」使い勝手のよさが人気です。子育て世帯の年間出費は子育て費用と特別費の関係もチェックしてみてください。
4〜5人前以上(三世代・来客あり)
三段重や豪華セットで3万〜5万円程度。祖父母も一緒の三世代や、来客が見込まれる家庭向けです。人数が多い場合は「大きな一台」より「二〜三人前を複数」買ったほうが、食べ残しが減り結果的に割安になることもあります。
【段数・ジャンル別】おせちの価格帯を知る

人数と並んで価格を左右するのが「段数」と「ジャンル」です。段数はボリューム、ジャンルは中身の方向性を表します。
段数別の目安
一段重は8,000円〜2万円程度、二段重は1万3,000円〜3万円程度、三段重は2万〜5万円程度が一般的なレンジです。段数が増えるほど品数と華やかさが上がり、その分価格も上がります。
ジャンル別の傾向
和風の定番は価格の幅が広く選びやすい一方、有名料亭・ホテル監修や海鮮づくし、和洋中の三段などは同じ人数でも1.5〜2倍ほど高くなる傾向があります。専門店・百貨店は品質と価格がやや高め。「誰と・どんなお正月にしたいか」で方向性を決めると、予算のブレを抑えられます。
スーパー・コンビニの予約おせちという選択肢
「そこまで豪華でなくていい」という家庭に人気なのが、スーパーやコンビニの予約おせちです。1万円前後から選べるものが多く、受け取りも近所で完結するため送料もかかりません。専門店ほどの華やかさはなくても、家族で食べる分には十分という声も多く、コストを抑えたい年の有力な候補になります。中身の写真や品数をよく確認し、単品を少し買い足して調整するのもおすすめです。
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【2026年最新】みんなのおせち予算は?”1.5万円の壁”
2026年正月に向けたある意識調査では、予算を15,000円未満に抑えたいと考える人が5割を超える結果になりました。最多価格帯は「5,000〜10,000円未満」で約22%、次いで「10,000〜15,000円未満」が約20%。通販の豪華セットが2〜3万円台で並ぶ一方、家計全体の感覚としては「1万円台前半まで」で考えている家庭が多いのが実態です。
また「昨年と同じくらいの予算に抑えたい」と答えた人が約67%と大多数で、物価が上がるなかでもおせち予算は据え置きたいという節約志向がうかがえます。ここに、通販カタログの価格帯と実際に出したい金額とのギャップがあります。だからこそ「わが家の上限額」を先に決めておくことが、満足度の高いおせち選びの第一歩になります。
なお、通販おせちが2〜3万円台に見えても、これは家族全員分の1年に一度の食事代。1人あたり・1食あたりで割り戻すと、必ずしも割高とは限りません。「高い・安い」で判断するより、お正月をどう過ごしたいかという価値に見合っているかで選ぶと、後悔の少ない買い物になります。金額の目安を家計にどう組み込むかは、特別費の考え方とあわせて整理していきましょう。
手作り・一部手作り・通販、どれがお得?

同じ調査では、準備スタイルは「一部だけ手作り(残りは購入)」が最多の約34%。「すべて購入」が約16%、「すべて手作り」は約9%で、手作り品数は「1〜3品」という人が約42%でした。つまり“全部作る”より“少しだけ手作り+購入”がいまの主流です。それぞれの費用と手間を整理してみましょう。
すべて手作り
材料費だけなら数千円〜1万円台に抑えられ、いちばん安く上がる可能性があります。ただし黒豆・栗きんとん・伊達巻など品数をそろえると、食材の買い出しと数日がかりの調理でかなりの手間に。時間という「見えないコスト」を含めて考えるのがポイントです。
一部手作り+購入(いまの主流)
メインの重箱は通販で用意し、雑煮や好物の一品だけ手作りするスタイル。手間と満足度のバランスが良く、費用も価格帯を選べばコントロールしやすいのが魅力です。
すべて通販・デパート
手間はほぼゼロで確実に見栄えが整う一方、費用は2〜3万円が中心と高め。早割(早期予約割引)を使えば数千円安くなることも多く、11月ごろまでの予約がお得です。
おせち費用を安く抑える5つのコツ
「豪華にしたいけれど予算は抑えたい」を両立するための、実践しやすい節約ポイントをまとめました。
1. 早割・ポイント還元を使う
通販おせちは9〜11月の早期予約割引がもっとも安く、ポイント還元やクーポンと重ねればさらにお得。年末の駆け込み予約は割引が縮む傾向があります。
2. 人数ぴったりのサイズを選ぶ
「余ったらもったいない」で大きめを買うより、人数ちょうどを選ぶほうが食べ残しが減り割安。足りなければ好物を一品足すほうが満足度も上がります。
3. 一部だけ手作りにする
重箱は購入し、雑煮や煮物など作りやすい1〜2品だけ手作り。費用も抑えられ、「手をかけた感」も出せます。
4. 上限額を先に決める
カタログを見る前に「わが家は◯円まで」と決めておくと、豪華さに引っ張られた予算オーバーを防げます。
5. 年末の他の出費とセットで考える
おせち単体ではなく、帰省・お年玉・初詣も含めた年末年始のトータル予算で配分すると失敗しにくくなります。
おせちは「年末特別費」の一つ。12月に集中する出費を見える化

おせちが家計で重く感じられる最大の理由は、年末年始に出費が集中することにあります。毎月の生活費(固定費・食費)とは別に、12月〜1月には次のような「特別費」がまとまって発生します。金額は世帯によって変わるため、あくまで目安です。
| 項目 | 発生する月 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| おせち料理 | 12月(予約は9〜11月) | 1万〜3万円 |
| 年越し・お正月の食費 | 12月〜1月 | 1万〜2万円 |
| 帰省費用(交通・手土産) | 12月〜1月 | 1万〜5万円 |
| お年玉 | 1月 | 1万〜3万円 |
| 初詣・レジャー | 1月 | 数千〜1万円 |
こうして並べると、年末年始だけで数万円〜10万円前後が動くことがわかります。これらを12月のお給料だけでまかなおうとすると家計は一気に苦しくなり、ボーナスや貯金を取り崩す原因にもなりがちです。おせち代を「高い」と感じる本当の理由は、単価ではなく他の年末出費と重なって一度に出ていくことにあるのかもしれません。そこで有効なのが、1年かけて少しずつ準備しておく「積立」です。たとえば年末年始に6万円かかると分かっていれば、月5,000円ずつ積み立てるだけで12月には慌てずに用意できます。特別費を毎月の積立で用意する方法は特別費の積立方法で、いつ何にいくらかかるかの年間の流れは特別費の年間スケジュールで詳しく解説しています。年末年始の出費全体を見通したい方は年末年始にかかる費用まとめもおすすめです。
まとめ:おせちは「予算を決めて積立」で慌てない
おせち料理の費用相場は、人数と段数で決まり、通販のボリュームゾーンは2〜3万円前後、家計全体で見れば1万円台に抑える家庭も多い、というのが実態でした。大切なのは「相場に合わせる」ことではなく、わが家の上限額を先に決め、年末に慌てないよう1年かけて少しずつ用意しておくことです。おせちは12月に必ず来る、いわば“予測できる特別費”。早割を活用し、一部手作りも上手に取り入れれば、満足度を落とさずに費用をコントロールできます。
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※本記事は家計の計画・見える化を目的とした情報提供であり、金融商品の勧誘や投資助言ではありません。掲載の金額はすべて目安です。

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