「七五三の費用って、結局いくらかかるの?」——写真撮影に着物、初穂料、食事会…と項目が多く、気づけば10万円近くに膨らむことも珍しくありません。七五三の費用は総額でおよそ7〜10万円が目安ですが、撮影を前撮りにするか当日にするか、着物をレンタルするか購入するかなどで金額は大きく変わります。この記事では、七五三の費用の相場と内訳を項目別に整理し、初穂料のマナーや「誰がどこにいくら払うのか」、3歳・5歳・7歳での違い、そして毎月いくら積み立てれば無理なく備えられるのかまで、目安金額つきでわかりやすく解説します。
そもそも特別費とは何か、どんな項目が当てはまるのかは特別費とは?一覧と年間平均の目安【全項目リスト付き】でまとめて解説しています。
七五三の費用は総額いくら?まずは全体像から

七五三にかかる費用の総額は、一般的に6万〜13万円ほど、平均すると7万〜10万円に収まる家庭が多いとされています。幅が大きいのは、七五三が「撮影」「参拝(ご祈祷)」「衣装」「食事会」という複数の要素の組み合わせだからです。それぞれをどこまで力を入れるかで、総額は数万円単位で上下します。
たとえば「スタジオでしっかり前撮りし、当日は着物をレンタルして参拝、その後に祖父母を招いて食事会」というフルセットなら10万円を超えることもあります。一方で「参拝と記念撮影は自分たちで、初穂料と着物レンタルだけ」に絞れば、3万〜5万円程度に抑えることも可能です。まずは「わが家はどこにお金をかけたいのか」を決めることが、予算づくりの第一歩になります。
金額はいずれも目安であり、地域やスタジオ、神社によって差があります。実際の見積もりは各サービスで確認してください。ここから先は、その内訳を一つずつ見ていきましょう。
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七五三費用の内訳|項目別の目安金額
七五三の費用は、大きく分けて次の6つの項目で構成されます。それぞれの目安金額と「主に発生する時期」を一覧にまとめました。前撮りは春から夏、参拝と食事会は11月に集中するため、支払いのタイミングが分かれる点も押さえておきましょう。
| 項目 | 目安金額 | 主に発生する時期 |
|---|---|---|
| 初穂料(ご祈祷料) | 5,000〜10,000円/人 | 参拝の10〜11月 |
| 写真撮影(スタジオ) | 30,000〜50,000円 | 前撮り4〜9月/当日 |
| 着物レンタル | 10,000〜30,000円 | 参拝の10〜11月 |
| 着付け・ヘアメイク | 5,000〜15,000円 | 参拝当日 |
| 食事会 | 10,000〜30,000円 | 参拝当日(11月中心) |
| 千歳飴・小物 | 1,000〜3,000円 | 参拝時 |
この表を見ると、金額の中心はやはり写真撮影だと分かります。次いで着物、食事会の順で大きくなりがちです。逆に初穂料や千歳飴は金額としては小さめで、迷いにくい部分です。「削るならどこか」を考えるときは、まず撮影と食事会の内容から見直すのが効率的です。
初穂料(ご祈祷料)の相場とマナー
初穂料とは、神社でご祈祷を受ける際に納めるお金のことです。金額そのものより「マナーがわからず不安」という声が多い部分なので、相場と作法をあわせて確認しておきましょう。
金額の目安は5,000〜10,000円
初穂料の相場は1人あたり5,000〜10,000円が一般的です。神社によっては「お気持ちで」とされる場合もあれば、5,000円・10,000円と金額が定められている場合もあります。金額によって授与品(お守りや千歳飴など)が変わることもあるため、参拝予定の神社の公式サイトや社務所で事前に確認しておくと安心です。人気の神社では、11月の土日を中心にご祈祷の予約が必要なこともあります。
のし袋の書き方・渡し方
初穂料は、紅白の蝶結び(花結び)の水引がついたのし袋に入れて用意します。表書きの上段には「初穂料」または「御初穂料」、下段にはお子さまのフルネームを書きます。中袋の表には金額を「金五千円」「金壱萬円」などと記し、裏に住所と氏名を書きます。渡すタイミングは神社によって「祈祷の受付時」または「祈祷後」と異なるため、当日社務所で確認しましょう。
兄弟姉妹が一緒なら「人数分」が基本
兄弟姉妹で同時にご祈祷を受ける場合、初穂料は「金額×人数」で用意するのが基本です。たとえば1人5,000円なら2人で10,000円。ただし2人目以降を割引する神社もあるため、こちらも事前確認が確実です。なお、初穂料を誰が払うかに決まりはありません。ご両親が負担するのが一般的ですが、祖父母がお祝いとして初穂料や写真代を負担するケースも多く見られます。事前に家族で相談しておくと、当日に慌てずに済みます。
写真撮影・衣装・着付けの費用

七五三費用の中でもっとも金額が大きくなりやすいのが、この撮影・衣装まわりです。ここをどう組み立てるかで総額が決まると言っても過言ではありません。
スタジオ撮影は30,000〜50,000円が目安
写真スタジオでの記念撮影は、撮影料に加えてアルバムやデータ、追加カットの料金で3万〜5万円ほどになるのが一般的です。基本プランは手頃でも、「気に入ったカットを追加購入したら想定より高くなった」というのはよくある話。あらかじめ「アルバム+データまで」など予算の上限を決めておくと安心です。春〜夏の前撮りプランを使うと、当日の慌ただしさを避けられるうえ、料金が割安になるスタジオも多くあります。
着物はレンタルか購入か
着物はレンタルなら1万〜3万円が目安です。撮影スタジオの衣装が撮影料に含まれていることもあり、その場合は参拝用に別途レンタルするかを検討します。購入すると数万円〜になりますが、兄弟姉妹で着回す・お下がりにするなら結果的に割安になることもあります。フリマアプリなどで状態の良い中古着物を数千円〜手に入れる方法もあります。
着付け・ヘアメイクは5,000〜15,000円
美容室や着付けサービスに依頼する場合、子どもの着付けとヘアセットで5,000〜15,000円ほど。お母さまも一緒に着物を着るなら、その分が追加になります。自分で着付けができる、洋装で参拝するといった選択で、この費用は調整できます。
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食事会・内祝いにかかる費用
参拝と撮影が終わったあとの「食事会」と、いただいたお祝いへの「内祝い」も、忘れずに見込んでおきたい出費です。
食事会は10,000〜30,000円
参拝後に家族や祖父母で食事をする場合、料理店やホテルの個室を使うと1万〜3万円ほどが目安です(人数や店のグレードで変動)。祖父母を招くと人数が増え、金額も上がりやすくなります。自宅での食事会や、回転寿司・ファミリーレストランを選べば数千円で済ませることもでき、ここは節約と満足度のバランスを取りやすいポイントです。
祖父母へのお返し・内祝い
祖父母や親戚から七五三のお祝いをいただいた場合、いただいた額の3分の1〜半額程度を目安に内祝い(お返し)を用意するのが一般的です。ただし、食事会でおもてなしをする場合はそれがお返しを兼ねることも多く、必ずしも品物を用意する必要はありません。地域や家庭の慣習によって考え方が異なるため、家族で相談して決めましょう。金額はあくまで目安です。
年齢別(3歳・5歳・7歳)で費用はどう変わる?
七五三は、3歳・5歳・7歳と年齢によって内容が少しずつ異なり、それが費用にも影響します。
3歳は男女ともにお祝いし、女の子は「被布(ひふ)」と呼ばれる上着を重ねる愛らしい装いが定番です。着付けが比較的シンプルで、費用は抑えめになりやすい年齢です。5歳は主に男の子のお祝いで、羽織袴(はおりはかま)を着せます。7歳は主に女の子で、大人と同じように帯を締める「四つ身」の着物になり、着付けやヘアセットが本格的になる分、衣装まわりの費用は7歳がもっとも高くなる傾向があります。
一般的に、女の子のほうが男の子より衣装・ヘアメイクで1〜2万円ほど高くなりやすいと言われます。兄弟姉妹が近い年齢なら、同じ年にまとめてお祝いして撮影・参拝を一度に済ませると、交通費や食事会の回数を節約できる場合があります。
七五三費用を上手に抑える5つのコツ
「思い出は大切にしたいけれど、出費は抑えたい」——そんなときに効果が大きい工夫を5つ紹介します。
①前撮り・オフシーズンを活用する。春〜夏の前撮りプランは料金が割安になるスタジオが多く、当日の負担も軽くなります。
②着物はレンタルや中古も検討する。購入にこだわらず、レンタルやフリマアプリの活用で衣装費を大きく圧縮できます。
③撮影データの購入範囲を最初に決める。「全カット追加」で膨らみがちなので、上限を先に決めておきましょう。
④食事会は自宅や手頃なお店に。おもてなしの気持ちは、場所を変えても十分伝わります。
⑤お祝い金の使い道を先に決める。祖父母からのお祝いを撮影や初穂料に充てると、家計からの持ち出しを抑えられます。
すべてを削る必要はありません。「わが家がいちばん大切にしたいのはどこか」を決め、そこ以外でメリハリをつけるのが、満足度を下げずに費用を抑えるコツです。
七五三費用は「特別費」として前もって備える

七五三のように、毎月は発生しないけれど年単位で必ずやってくる大きな出費を、家計管理では「特別費」と呼びます。特別費は、発生する月にまとめて払おうとすると家計が一気に苦しくなりますが、あらかじめ月々に分けて積み立てておけば、その月が来ても慌てずに済みます。
たとえば七五三に10万円かかるとして、1年前から準備するなら月あたり約8,300円、2年前からなら月約4,200円。子どもが生まれた時点から少しずつ準備しておけば、負担感はぐっと小さくなります。積立額の具体的な出し方は特別費の積立方法で詳しく解説しています。
大切なのは、七五三を単独で考えず、入園・入学や帰省、家電の買い替えといった他の特別費とまとめて年間で見える化すること。何月にいくら必要かが一覧になっていれば、突発的な出費に驚くことがなくなります。年間の組み立て方は特別費の年間スケジュールの作り方を、子育て世帯で備えたい項目の全体像は子育て世帯の特別費一覧を参考にしてみてください。
まとめ:早めの見える化で「想定外」をなくす
七五三の費用は、総額でおよそ7〜10万円が目安。内訳は写真撮影(3万〜5万円)を中心に、着物レンタル、初穂料(1人5,000〜10,000円)、着付け、食事会などで構成されます。3歳・5歳・7歳で内容が変わり、衣装が本格的になる7歳は高くなりやすい点も覚えておきましょう。金額はいずれも目安ですが、全体像をつかんでおくだけで「思ったより高かった」を防げます。
そして最大のポイントは、発生する前から少しずつ積み立てておくこと。七五三を含む年単位の出費を早めに書き出し、毎月に分けて備えれば、家計をあわてさせずに大切なお祝いを迎えられます。
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※本記事は家計の計画・見える化を目的とした情報提供であり、金融商品の勧誘や投資助言ではありません。掲載の金額はすべて目安であり、地域・店舗・神社等により異なります。実際の費用は各サービスでご確認ください。

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